渋谷スクランブルスクエアの屋上、地上229mに位置する「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」。360度のパノラマビューは圧巻で、都心の絶景を一望できる人気スポットですよね。そんな渋谷スカイから「花火が見えるらしい」という話を聞いて、夏の夜空を彩る花火と一緒に、最高の景色を楽しみたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
でも、実際のところ、渋谷スカイから花火はどんな風に見えるんでしょう?本当に迫力のある花火鑑賞ができるのでしょうか?この記事では、渋谷スカイからの花火鑑賞について、リアルな見え方、メリット・デメリット、そして最大限楽しむためのコツを徹底的に解説します。
渋谷スカイから見える花火大会は?

渋谷スカイから花火が見える可能性が高いのは、主に神宮外苑花火大会です。渋谷からは比較的近い位置にあり、打ち上げ場所の方向(新宿方面)が開けているため、高層階からは視界に入りやすいとされています。
一方で、隅田川花火大会など、他の東京で開催される大規模な花火大会は、渋谷スカイからでは距離が離れすぎているため、非常に遠方に小さく見えたり、ビルの陰に隠れてほとんど見えない場合が多いです。そのため、基本的には神宮外苑花火大会の鑑賞を想定して準備を進めるのが現実的でしょう。
渋谷スカイからの花火は「正直どう見える?」実際の体験談と見え方
「渋谷スカイから花火が見える」という情報だけを聞くと、まるで目の前で大輪の花火が咲き誇るようなイメージを抱くかもしれません。しかし、実際に渋谷スカイから花火を見た人の声を聞くと、その見え方には正直なところ、期待値の調整が必要だとわかります。
実際の見え方
昨年、渋谷スカイから花火を見た人のコメントでは、以下のようなリアルな声が寄せられています。
「見えなくはないですが、迫力はほとんどなくて、花火やってるな~今の大きいな~と思うくらいです。」
これは、渋谷スカイが打ち上げ場所から距離があるため、花火が小さく見え、音の響きや振動といった臨場感はほとんど感じられないことを示しています。花火は「目線かそれより低い位置で上がる」ため、頭上を埋め尽くすような迫力は期待できません。あくまで遠景の一部として楽しむイメージになるでしょう。
視界を妨げる要因
さらに、当日の天候によっては、見え方が大きく左右されることもあります。
「しかも雨が降っている割に無風だったので、半分くらいは煙で見えなかったかな…。」
花火の煙は、風がないと滞留しやすく、視界を遮ってしまいます。せっかくの高層階からでも、煙で花火が見えなくなる可能性があるため、当日の風向きや天候も鑑賞の重要な要素となります。
結論としての「おすすめ度」
これらの体験談を踏まえると、渋谷スカイでの花火鑑賞は、本格的な花火大会鑑賞を目的とする人には「正直お勧めはしません」という意見も出ています。
「浴衣姿で上がって花火は写真を撮るついで、くらいなら良いかと思いますが正直お勧めはしません…。」
つまり、渋谷スカイの花火鑑賞は、「都会の絶景を背景に、雰囲気として花火を少し楽しむ」「写真映えを狙って、ついでに花火が撮れたらラッキー」といった目的であれば、十分満足できるでしょう。花火そのものの迫力を求めるなら、打ち上げ場所の近くで鑑賞する方が適しています。
渋谷スカイで花火鑑賞を成功させるための「コツ」と「注意点」
渋谷スカイから花火鑑賞をするなら、事前にしっかり準備と情報収集をして、期待値を調整しておくことが重要です。
予約の争奪戦と入手方法
花火大会開催日の渋谷スカイのチケットは、非常に人気が高く、まさに争奪戦になります。通常入場券とは異なる「花火鑑賞用」の特別チケットが販売されることが多く、販売開始と同時に売り切れてしまうことも珍しくありません。
- 販売開始時期: 例年、花火大会開催日の数週間前~1ヶ月前頃に公式サイトでアナウンスされることが多いです。
- 入手方法: 渋谷スカイの公式ウェブサイトでのオンライン予約が基本です。情報はこまめにチェックし、販売開始時刻に合わせて素早く手続きを進めましょう。
- 注意: 花火大会当日は、通常の入場チケットでは入場できない場合がほとんどです。必ず「花火鑑賞専用」のチケットを入手してください。
場所取りの重要性
展望台フロアに上がれたとしても、良い場所から見るためには場所取りが非常に重要です。
「夕方に上がりましたがそれでもそこそこ人がいて、打ち上げ前1時間くらいで上がる方角には数列ほど人が固まり始めました。」
- 早めの到着: 打ち上げ開始の1時間前には、花火が見える方角(神宮外苑方面)のエリアで場所を確保しておくのがおすすめです。
- 立ち位置の工夫: 花火は目線かそれより低い位置で上がるため、「混んでからだと背が高い方か後ろの高いところに上がらないとほとんど見えない」という声もあります。柱の陰や低い位置に陣取ると見えにくい可能性があるので、早めに視界が開けた場所を確保しましょう。
- 方角の確認: 渋谷スカイの表示やフロアマップで、神宮外苑方面がどの方向になるか事前に確認しておくとスムーズです。
持ち物
- 双眼鏡: 遠方の花火を少しでも大きく見たい場合に役立ちます。
- 防寒具: 高層階は地上よりも風が強く、夜は冷えることがあります。羽織るものがあると安心です。
- カメラ: 都会の夜景と花火のコラボレーションは、写真映えします。三脚は使用不可の場合が多いので、手持ちでの撮影準備を。
- 飲み物・軽食: 屋上は飲食物の持ち込みが制限されている場合があります。渋谷スカイ内のカフェ&バー「PARADOX」などを利用しましょう。
悪天候時の対応
花火大会は天候によって中止・延期になる場合があります。
- 渋谷スカイの営業: 花火大会が中止になっても、渋谷スカイ自体は営業していることが多いです。雨天時でも屋内展望回廊「SKY GALLERY」から夜景を楽しめます。
- チケットの払い戻し: 花火大会の中止に伴う渋谷スカイのチケット払い戻し規定は、特別チケット販売時に発表されるので、必ず確認しておきましょう。
渋谷スカイで花火を見た後の楽しみ方
花火鑑賞の興奮冷めやらぬまま、渋谷スカイの夜景をもう少し楽しんだり、ディナーへ向かうのも良いでしょう。
- 渋谷スカイ内「PARADOX」: 屋上にあるルーフトップバー「PARADOX」では、絶景を眺めながらドリンクや軽食を楽しめます。花火の余韻に浸るには最高の場所です。
- 渋谷スクランブルスクエア内のレストラン: 渋谷スカイがある渋谷スクランブルスクエアには、魅力的なレストランフロアが充実しています。花火鑑賞後にゆったりと食事を楽しむことができます。
- 渋谷駅周辺のナイトスポット: 渋谷駅周辺には、おしゃれなバーや居酒屋、カフェが豊富にあります。二次会として、あるいは花火の感想を語り合う場所として、お好みのスポットを選びましょう。
まとめ:期待値を調整して、渋谷スカイならではの特別な夏の夜を
渋谷スカイから花火を鑑賞する体験は、一般的な花火大会とは一味違う、都会の絶景と花火のコラボレーションを楽しむ贅沢な時間です。花火の迫力そのものを求める場所ではありませんが、その分、混雑を避け、洗練された空間で特別な夏の思い出を作ることができます。
事前の情報収集と早めのチケット確保、そして「遠景の花火と夜景を楽しむ」という期待値の調整が、満足度の高い鑑賞体験に繋がる鍵となります。
今年の夏は、このガイドを参考に、渋谷スカイであなただけの特別な花火鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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